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これ以前のブログからのサルベージ

 さてと、何でカリバニズムは否定されるのでしょう?つまり、「人間は他の動物の死肉を喰らってもいいが人間のは何故食してはいけないのか」という疑問がふっと湧き上がるわけです。まず何故「食してはいけないこと」を公理的に認めないか、という疑問があると思いますがそれは人間以外の動物では同種間捕食が行われているケースが見受けられるからです。例えば蛛は生殖行為が終わるとオスはメスに食われてしまいますし、イボニシという貝も同種間捕食をするらしい。
 さて、人間のケースに戻りましょう。大抵この問いかけに対しては「非倫理的だから」という答が返ってきます。さて?じゃあ他の動物の同種間捕食に対しては何故に「非倫理的」レッテルが貼られないのでしょうかね?おかしいですよね?同じ同種間捕食に対して人間と他の動物の場合で判断が百八十度違うというのは。一体この温度差はどこから来るのか?ここで先程の問いかけに対して発せられた理由について良く考えて見ると…「非倫理的だから」という答は一見全うに見えて実は全く中身がない。まず、不信感を抱きたくなるほど明らかに具体性に欠ける。そして、これは辞書で例えるならば「Aを引いて見ると… Bを参照せよ。 と書いてあるだけでその単語についての定義は載せていない。」という感じかな。「非倫理的」とは「倫理的ニ非ズ」という風に書き下せますがじゃあ「倫理的」って何だ?ethical、これに意味は見出せないでしょう。つまり「倫理」の定義は出来ないと僕は考えるわけです。何か漠然として境界も曖昧な、何か床に溜まった塵のようなものの上に「倫理」という布をかぶせた、そんな感じがします。Reason? Of course there's no delineable reason. But I think it has ,not.でも「倫理的な」と言う語の意味は明確化できる所を見るとおそらく「倫理」とは形容詞nessで名詞にするようなことと一緒なのでしょうね。
(・・・あぁ、数ヶ月にわたってぼそぼそ書いたら訳分からなくなってるわこの辺。)
 じゃあ「倫理的」ってどういうことなのか?ここはちょっとリアルに考えてみましょう。今あなたは意識不明。「これから速やかに臓器移植しないと一週間ももたない」というシチュエーションで臓器移植が行われたとします。で、それで一命をとりとめて退院する間際に、「実は貴方に移植した臓器は某発展途上国で人身売買によって搾取され、密売されていたものなんです。」と言われるのと「実は貴方に移植した臓器は借金で首が回らなくなった日本人から搾取され、密売されていたものなんです。」のとどちらの方がより自分の中で移植された自分が直感的に許せなくなりますか?
 大体の人は後者だと思いますね。なんでかな?多分ね…前者は移植した「バチ」が当たらないと思うからです。つまり「移植された臓器が取り出されたのは海の向こうの話。だからその出所なんて知ったこっちゃないしそれで怨まれるようなこともないだろう。」と思うわけですね。でも後者だと「バチ」当たりそうな雰囲気ぷんぷんですよね。「絶対に自分もいつかお金に困って金融業者に臓器売買を強要されるんだろうな…絶対嫌だ!」なんてね。つまりね、前者はその行為が行われても自分に不利な状況は起こらないと予測できるわけです。この場合だと、自分の世界とは違う世界で行われているんだからそんなこと自分の身の上に起こるわけない、と推測できるんですね。でも後者だとその行為が行われると自分もいつかその行為の対象となり、それによって自分が実害を被りそうになるからね。ではこの「直感的に許せない」のが「非倫理的だ」と感じることだとしましょう。と、いうか現在この方法でしか定義出来なさそうですしね。と、すると「倫理的」っていうのはおそらく「その行為が自分に損害を及ぼす可能性がない」ということなんでしょうね。
 だからね「自分がやられたくないことを他人にするな」って言葉がありますよね。これは「汝倫理的たれ」ということでありますが「自分に不利益をもたらすようなことの引き金を引くことは止めろ」という意味そのまんまですね。倫理って結局は利益論なんですよ。なんか悲しいよね。

 数ヶ月間ちびちび書いてたけどどこかのブログになんかビミョウに同じようなことが書いてあったから載せました。確かにこの議論は過激だし僕もこうは考えてはいないけどこういう考え方も出来るな、ということで書いただけです。
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